FLOW道路工事の流れ
1現場の測量
工事を始める前に、まずは発注者様から設計図や現場の情報をもらい、実際に現地調査をおこないます。
設計図がきちんと合っているかチェックをし、足りない情報は自分たちでも測量をおこないます。
その他に工事を行う上で何か気を付けることがあるか、工事をどのように進めるのが一番良いかなどイメージを膨らませながら、これから工事を行っていく上で必要なマーキング(目印を付けること)を行ない、準備をします。

2路床工事
道路作りは路床工事からスタートします。路床は主に土で出来ていて厚さは約1mにもなります。
ブルドーザーやモーターグレーダーという重機を使って均していき、ローラーの付いた重機でガッチリと締め固めます。
この路床が全ての道路の安定した支持力の基になっていて、もし路床が弱ければその上にいくらしっかり舗装をしても大きな車が通ればすぐに凹んでしまいます。
舗装をすれば見えなくなるからといって絶対に手を抜いてはいけない工事と言えます。

3路盤工事
路床工事のあとは路盤工事です。路床の上に砕石等を撒いていき、ここでもモーターグレーダーで敷均しをしてローラー重機で締め固めていきます。
路盤の目的は、道路の交通荷重を広く分散させて路床に掛かってしまう負荷を小さくしていく、つまりクッションの役割になります。

4基層工事
路盤が出来たら基層工事をしていきます。基層は加熱されたアスファルト混合物(150℃以上)をアスファルトフィニッシャーという重機を使って路盤の上に敷き均していきます。
敷き均しが終わったらローラー重機を使って均一に締固めていきます。基層は路盤と表層の間に作られて、ここでも道路の交通荷重を均一に分散支持させるクッションの役割を果たします。

5表層工事
舗装工事の最終段階として表層工事をしていきます。表層は道路の交通荷重に接する最上部の層です。作り方は基層工事と同じですが材料や目的が違います。
車や人間が接するところですから、まず摩耗に強いこと、水に強いこと、平坦ですべりにくいこと、ヒビ割れず変形しないこと、そして美しく仕上げることが重要です。
材料も基層工事で使用したアスファルト混合物(粗粒)より密度の高いもの(密粒)を使用します。
